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初読書

風の影〈上〉 (集英社文庫)風の影〈上〉 (集英社文庫)
(2006/07)
カルロス・ルイス サフォン

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人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
(1952/10)
太宰 治

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今年の初読書は『風の影』でした。年末から読み始めていて、お正月に読了。上下巻の長い作品でしたが面白かった!私は推理・サスペンス系は、それほど好きではなくあまり読まないのですが、これは普通の推理・サスペンス小説とは違うのです。登場人物のちょっと風変わりなところ、熱い性格、物語の展開、いろんなところでスペインの空気を感じます。最後ごろは面白くてドキドキして、本から離れられなかった!
この本は夫が2年前にポーランドに行った時、ポーランド語で読んで面白かったので勧めたものでした。サフォンの本はポーランド語では最近もう1冊出ましたが、日本語にはまだ翻訳されていないようです。でも、夫によれば2作目の方が劣るとか。面白いんだったらポーランド語でも読むんだけど…。

今年読み始めて読み終わった最初の本は太宰治の『人間失格』でした。年始早々暗い?確かに。
恥ずかしながら、この名作を私はこれまで読んだことがありませんでした。もともと外国文学が好きで、子どもの頃、若いころは、外国文学ばかり読んでいたからというのもあるのですが。
確かに「暗い」かもしれませんが、いろんなことに頷き納得しながら読んでしまいました。一見変人に見える主人公はある意味極端かもしれませんが、実際には自分の心のどこかにも彼が抱いているような感情はいくつもあります。周りのごく標準的と思われる人たちの屈折した側面も、世の中を斜に見ることで見えてくる…。共感できる部分がたくさんある作品でした。
ぼそぼそ考えたことをそのまま書くような文体ですが、それが流れるようで美しい。日本語って美しい。日本語の巧さのようなものを改めて感じました。


明日は3週間ぶりに息子が帰ってきます!
ポーランドも英国の友達訪問も、とっても楽しかったみたいで、スカイプで話すときの表情はいつも満足気でした。2年前に初めて1人でポーランドに行った時も、昨年私の母と10日間一緒に旅行して帰ってきた時も「なんか大人になったな」と感じましたが、今回もきっとちょっと成長して帰ってきてくれるのではないか、と楽しみです。

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テーマ:最近読んだ本│ジャンル:本・雑誌
| コメント(0) | トラックバック(0)2010/01/08(金)11:13

Haruki Murakami

murakami
これはポーランドで出版されたポーランド語版村上春樹の『めくらやなぎと、眠る女』です。全24編が収録された短編集になっています。先日、村上春樹の翻訳をしているポーランド人の友達が送ってくれました。

送られてくる数日前に彼女からメールが来て「『めくらやなぎと、眠る女』を送るつもりだったけど送ったっけ?」と聞いてきました。「送ってもらってないけど、送るつもりでいてくれたことも知らなかったから別に気にしなくていいよ」と書いて出すと「それが気にしなくちゃいけないのよ。だって今回はちゃんと謝辞が入っているんだから」との返信。

彼女は会話でもメールでもすごくストレートで、直球が飛んでくるような話し方をします。日本語でもポーランド語でもそう。初めての人はこのストレートさに引いてしまったりもするみたいです。でも、私は彼女のそういうところが好き。ストレートなんだけど温かみのあるところが。

村上春樹の本の訳が大体終わるころ、いつも私のところにスカイプしてきて疑問に思ったところや不明な所を聞いてきます。彼女の日本語はときには日本人よりも上じゃないかと思うくらいすごいので、文法的な質問ではなく、解釈の問題だったり、日本人だったらどう取るかという質問だったり。
終わるといつも「助かった。ありがとう」と言ってくれるけど、実は私の方も「こういうところにも気をつけて訳しているのか」とか「ここまでこだわっているのか」とかいろんな驚きや発見もあり、勉強になったり考えさせられたりすることも多々あるのです。
それに何と言っても皮肉めいた冗談を言い合ったり、雑談をするのもすごく楽しいし。つい1時間ぐらいしゃべってしまいます。

送られてきた本の最後の真っ白いページに「(私の本名)の忍耐と助けに心からありがとう」の一言。「私の方こそ、ありがとう」と言って本を閉じました。

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テーマ:洋書│ジャンル:本・雑誌
| コメント(0) | トラックバック(0)2009/07/09(木)15:45

1Q84

久々の更新です。毎日のように日記は書いているし、いろいろ考えることや思うことはメモしているのですが、なかなかパソコンに向かって書く気にならず・・・。基本的には紙に書く方が自分を出しやすいのかなぁ。

それはともかく『1Q84』を読んでいます。

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上春樹

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 私は発売日に書店に行ったり、アマゾンで予約して買ったりするまでの村上ファンではないのですが、村上春樹の本のポーランド語訳をしている友達がアマゾンで予約をして、本の届け先を私の住所にしていたので、本が発売日翌日に届いたのです。本来ならばすぐに彼女の所に送ってあげなくてはいけないのですが、家にある他の本も一緒に送ってあげようなどと思い、開封したのが間違い。ちょこっと読み始めたら面白くてついはまってしまいました。
 なにしろ1巻500ページ以上ある長編です。今ちょうど下巻を読み始めたところ。空いた時間はだいたい読んでいる、というかんじですが、あいていない時間も常に気になっています。
 初めは「さわりだけ」のつもりだったのに、結局最後まで読んでしまいたくなり、買おうと思ったらもう売り切れとか。いくらなんでも買った本人より先に読んでしまうのは失礼かな、と思って友達に電話してきいたら「ゆっくり読んで」という返事だったので、心おきなく読めることになりました~。

 以下は上巻をほとんど読み終えた時にメモした感想をそのまま…。

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テーマ:読書│ジャンル:小説・文学
| コメント(2) | トラックバック(0)2009/06/06(土)09:13

波瀾万丈の1月

1月ももうすぐ終わりです。
年明け早々いろいろあったな。なんか、お正月3日目にしてすごいショッキングなことがあり、珍しく落ち込んでしまったり。いろいろあっても結構自分で解決してしまい、あまり人には自分の問題について話さない(話せない)タイプなのですが、このときばかりは2時間限定で友達に会い(お互い忙しかったので)話をしてかなりスッキリ。友達に感謝!それからは少しずつ立ち直り・・・そしてまたドカーンと今後の人生を変えるような岐路に立たされ・・・。そのため今年の年間計画も変わってしまいそうな・・・。

年明けはじめの1ヶ月は波瀾万丈でした。
今年は早々から仕事もたーんと入り、3月末まではかなり忙しくなりそう。でも、今年は昨年よりはまめにブログも更新したいと思っているので、こんなつまらないことでもつい書いてしまっているのです。

両親とも本好きならば子供も自然に本が好きになるものと思っていましたが、そうでもないようで我が息子はほとんど本は読まない!読んでもらうのは大好きなんだけど、自分からとなると眺める程度で読むことはあまりしないのです。いや、しなかったのです。それが、もしかしたら変わるかも。

ビッケと赤目のバイキング (評論社の児童図書館・文学の部屋)ビッケと赤目のバイキング (評論社の児童図書館・文学の部屋)
(1974/01)
ルーネル ヨンソン

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この本を図書館から借りてきて「おもしろい」といって夢中になって読み始めました。読み終わったらこのシリーズの2冊目も読みたいとか。これで本のおもしろさをわかってくれれば、とちょっと期待。スウェーデンの児童文学ってやっぱりおもしろいのかな。私も子供の頃、「ピッピ」や「やかまし村」や「ニルス」に夢中になったし。

そして最近毎日息子に読んであげているのがこちら。
奇巌城 (創元推理文庫 107-4 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)奇巌城 (創元推理文庫 107-4 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)
(2000)
モーリス・ルブラン

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子供の頃、私も読んだのですが全然内容を覚えていない!あまりに忘れてしまっているので、私にとっても新鮮で面白い!息子も先が知りたくてたまらない様子です。さすがルパン!

子供の頃から私はミステリーはあまり好きではなかったのですが、これを機に少し読んでみようかとも思ったくらい親子ではまってしまいそう。
自分の読みたい本もたくさんあるのですが・・・来月はもっと時間を上手に見つけてもっと読みたい!


テーマ:読書│ジャンル:小説・文学
| コメント(0) | トラックバック(0)2009/01/29(木)10:29

ただいま!

東京に帰ってきました!

広島は暑かった~。毎年1度は広島に帰ってはいるのですが、いつも秋や春で夏に帰るのは本当に何年ぶりでしょうか。広島の夏は暑い、と分かってはいたものの、本当に暑かった。日差しの強さが違います。ピリピリ痛いような日差し。それに夕方から夜にかけては凪ぎでピタッと風も止まり、昼間に焼けついたアスファルトから熱がじわじわ上がってきて、何をしなくても汗がじっとりと出てくるのです。

でも、広島に行くまでの車窓からの風景には見とれてしまいました。青春18きっぷで行って良かった!写真ではとても写し切れない景観だったのですが、何枚か写真も撮ったので、息子が戻ってきたら写真をアップします。

長時間電車に乗るのでたくさん本も読めるだろう、と思っていたのですが、つい景色に見とれてしまい思ったほど本も読めませんでした。電車がかなり揺れるので本を読む気になれなかったところもあったし。でも、1冊心を揺さぶられるような本に出会いました。

君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫 ホ 1-1)君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫 ホ 1-1)
(2007/12/19)
カーレド・ホッセイニ

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映画にもなったので、知っている人も多いと思います。
旅行に行く前にこの本のポーランド語版を読んだ夫が「すごくいい本だから絶対読んで」と言うので、上下巻買って持って行ったのです。
何度も何度も涙し、胸がキュンと締め付けられるような気持ちに。この感動は読まなくてはわからない。ぜひ多くの人に読んでもらいたい名作です。訳も素晴らしかった。
アフガニスタンのタリバンの、戦争の現実の生々しさが背景にあり、ストーリーをより面白くしています。
一生心に残るだろう名作です。

テーマ:読書│ジャンル:小説・文学
| コメント(0) | トラックバック(0)2008/08/11(月)22:09

子どもから教わること

子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる 子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる
ハイム・G・ギノット (2005/10/20)
草思社

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ちょっと暇?と思っていたら急にいろいろ仕事が入ってきて忙しくなり、アップアップ状態に。息子も夏休みに間もなく突入だし、30日には1か月もポーランドに行ってしまうので、一緒の時間も過ごしたいし……とカレンダーとにらめっこ。それにしてもどうも体調がわるいなぁと思っていたのです。もともと梅雨は苦手で、暑いなら暑い、涼しいなら涼しいとはっきりしろ!と体が要求するため、なんとなくだるいような嫌な気分になることが多いのですが、今回はちょっとそれとも違う。胃が痛いし体もだるい。そしてついに一昨日はまっすぐ立ってられないほど胃が痛くなり……右下腹も痛くなり……もしかして盲腸?と思い昨日病院に行ってきました。
やっぱりあたり!盲腸でした。

でも、今忙しいし入院なんてしてられないし、まだそんなにひどくもなさそうなので、とりあえずは薬で散らしてもらうことに。ただ、月曜になってもまだ同じ状態だったら入院→手術とか。あ~おねがいだから散ってくれ!

前置きが長くなりましたが……本題は上の本。
「ちょっと暇」だった時に読んだものです。
子どもを産んで育てることで教えられることって本当に多く、人間としてまだまだだと思ってしまう毎日です。
でも、ある程度子どもが大きくなると現状に慣れてしまい、子どもとの関係を改めて見直してみたり自分が子供にどう接しているかを振り返ってみたりすることが少なくなっていく気がします。

それではいけないと思い、何か良い本はないかなと探していた時に見つけたのがこの本でした。
実はこのとき4冊つづけてこの手の本を読んだのですが、断トツでこの本が良かったです。世界的ベストセラーになった本で、多言語に訳されているようです。

1つ1つ納得できたし自分に思い当たることも多く、じっくり時間をかけて読みました。
ただ、残念なのは翻訳がいまいちだったこと。でも、実際には難しいんですよね。欧米の言語で書かれたものを日本語に訳すのは。特に親子の会話は。だって文化そのものが違うから、とてもこんなことは日本人は口にしないだろう、というようなことをなんとか訳さなくてはいけない。しかも自然に、となると無理もあったりして。でも、やはり違和感を感じてしまい、日本語版は図書館で借りて読んだのですが、自分で買うのは英語版にしました。
Between Parent and Child: The Bestselling Classic That Revolutionized Parent-Child Communication Between Parent and Child: The Bestselling Classic That Revolutionized Parent-Child Communication
Haim G. Ginott、Alice Ginott 他 (2003/07/22)
Three Rivers Pr

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買ってソファの上にさりげなく置いておいたら、夫も読みはじめたので、それもよし。
ほんと、幼時からティーンエイジャーになるまでなが~く使える本だし、私の場合子供との関係だけでなく人間関係すべてに当てはまることだと思いながら読みました。何度も繰り返し読みたい良書です。

テーマ:紹介したい本│ジャンル:本・雑誌
| コメント(0) | トラックバック(0)2007/07/14(土)09:16

久しぶりに日本の小説を

博士の愛した数式 博士の愛した数式
小川 洋子 (2005/11/26)
新潮社

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このところポーランド語の本ばかり読んで、日本語のしかも小説からはかなり遠ざかっていました。読みたい本はたくさんあるんだけどね。

そして久々に読んだのがこれ。もう映画にもなっているし、かなり前に出た本なので、今ごろ?という感じですが。
小川洋子の本って好きです。テンポがゆっくりで、全く強烈でもなんでもないのだけど、読者それぞれが感じるところで何かを感じ取るような本だと思います。
本の中の空気を感じ取れるような文章も小川洋子ならではです。

個人的には「薬指の標本」のほうが私は好きでしたが、これもなかなか。
でも、やはり映画の配役が読みながら頭に浮かんでだめですね。映画は小説を読んでからと思っていたので、まだ観てはいないんだけど、博士=寺尾聡、家政婦=深津絵里となってしまっていて。
二人とも好きな俳優なので、小説も読んだことだし、DVDも観てみるか。

テーマ:読書メモ│ジャンル:本・雑誌
| コメント(2) | トラックバック(0)2007/02/22(木)13:03

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雨月更紗

Author:雨月更紗
ポーランド人の夫と12歳の息子の3人暮らし。


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