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本当の新年は...

ずっとご無沙汰していました!
いつもならば年末年始に今年の抱負などを書いたりもするのですが、今年は私の中では3分の1しか始まっていない、という気持ちなので・・・。

というのも、実は博士課程に行きたいと思っており、今年は私にとって受験の年だからです。
特に博士という称号にこだわっているわけではなく、自分がどうしても書きたいものを論文として完成した形にしたい、という気持ちと、今後どんな仕事をやっていきたいかと考えた時、書きたい分野の事を考えるとやはり博士課程まで行きたいかな、と思ったからです。

博士の入試って外国語と口頭試問なのですが、外国語にパスしないと口頭試問は受けられません。その外国語が鬼門で、もちろんポーランド語は選択できる外国語の中にはなく、私の場合だったら残るは英語という感じだったのです。しかし、英語はかなり落とされるという話を聞き、英語に自信がある人も2度落ちたというのをきいてビビってしまいました。

それで、英語を選択したにしてもかなり勉強しないといけないのなら、ロシア語で受験してみようと思い立ったのが昨年の5月。スクールなんかに通っていたのでは、1月の試験には間に合わないので、文法についても詳しく書いてある初級ロシア語のの本と読解を中心としたロシア語のテキストを利用して、独学でなんとかすることに決めました。今はインターネットでいくらでもロシア語の新聞も読めるので、教材には事欠かないだろうと思って。

ロシア語はポーランドと同じくスラブ語圏にはいるので、短期間ではあるけどなんとかできるかもしれない、とそれだけが頼み綱でした。それにこれまで何度もロシア語の新聞や本が読めたらどんなにいいか、と思ったことがあったので今後のことを考えたらやはりロシア語で受けることで一つの壁を越えられるとも思ったのです。

でも、やはりこの9カ月弱で国際関係に関する文献を読めるようにするのは本当に大変でした。似た単語もあるけで、ほぼ同じ発音でも違う意味のものもたくさんあり…。夏から秋にかけては仕事も忙しくて全然勉強できない時もあり、正直年末あたりは焦りもピークに達していました。でも、なんとか1次試験はパスすることができました!

自分ではだめかもしれないと思っていたので、このチャンスは逃すわけにはいかない!2次の口頭試問も頑張ります!定員は一応3名なのですが、該当者なしで一人も合格しないこともよくあるので、1次がOKでもとても油断はできません。むしろ2次の方が難しいかも…と今になって思っています。なにしろ1月まではロシア語の勉強で手いっぱいで、とても口頭試問の準備なんてできなかったので…。
とにかく自分にできるだけの準備をすれば、後悔はないかなと思っています。

私の新年が完全スタートするのは3月に入ってから。私の中の年末を、今はラストスパートです。

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日常 | コメント(1) | トラックバック(0)2011/02/08(火)07:15

ホロコーストを生きのびて

今日、22時からNHK総合で放映される「ホロコーストを生きのびて」のポーランド語の映像翻訳をやりました。
よかったら見てみてください。
とりあえず、お知らせまで。


仕事 | コメント(0) | トラックバック(0)2010/08/10(火)13:20


東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
(2005/06/28)
リリー・フランキー

商品詳細を見る

先週まで遊びに来ていた友達が、後で船便で送ってほしいと言って、日本で買った本を置いて行きました。そして2冊買おうかどうか迷って買わなかった本がある、と言っていたうちの1冊がこの『東京タワー』。本屋大賞にまで選ばれて映画化もされたけど、ベストセラーになったりするとなんとなく読む気が失せてしまう天邪鬼な私。でも、彼女に買うかどうか迷ったと言われ「じゃあ、私が買って読んでみて面白かったら送るよ」と言い、買って読み始めたら止められなくなってしまいました。これまで読まないでいたことを後悔し、こうして読む機会が天邪鬼の私にも回ってきたことを嬉しく思いました。

著者のリリー・フランキーは私と同い年。同じ時に上京しているので、私が見て感じた東京や私が子供のころに過ごした田舎や地方都市の様子など、共通するものが多く、懐かしさがこみ上げてきました。しかも、彼は九州出身なので方言も私の出身地、広島とかなり似ていてそれもまた懐かしい。

何もかも失ったかに思えても、自分を無条件でどんな状況にあっても愛してくれている人がいることが分かっていれば、人間はそこから這い上がっていけるもんなんだと思います。物やお金には代えられないほどその愛は深く、大きくて。親の愛というのは、そういうものなのかもしれません。自分の周りにあるあまりに当たり前の存在で、改めて感謝したりするのも恥ずかしいけど、奥深い安心感を与えてくれ、いなくなると耐えがたいほどの空虚さを感じずにはいられない。人の温かさって、どんな高級な羽根布団より温かく相手を包み込んでくれるものなのだと。

結局、友達に送るのとは別に、私もこの本を買うことにしました。


未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)2010/07/20(火)11:01

お客続き

7月1日から2週間、村上春樹の本のポーランド語訳をしている友達が遊びに来てくれました。

彼女とはもう20年来の付き合い。しょっちゅうスカイプもしているので、そんなに長い間会っていない気はしないのですが、実は最後に会ったのは3年前に彼女が家族3人で家に泊まりに来た時。
その時は、この狭いマンションに3人来たのでほとんどキャンプのような状態で、あまりゆっくりという感じではなかったけど、今回は一人だったので朝晩ゆっくりいろんな話ができました。

人のところに遊びに行ったり、誰かに来てもらうといろいろ自分の日常生活との違いに驚かされることがあります。彼女については無駄のない時間の使い方に感心しました。現在、『1Q84』Book2を翻訳中なのですが、翻訳の速さもさることながら、ほんの少しの時間があればすぐに訳し始めるのです。1日のうち、無駄な時間はほぼ皆無。ほとんど毎日朝から夜まで友達に会ったりして出かけていて、家にはいなかったし、朝晩は私と長時間おしゃべりをしたにもかかわらず、その間に本を2冊読み、『1Q84』を50ページ以上訳していました!!いつも「時間がない」とぼやいている自分を反省。時間はこのように使えばいくらでも出てくるものなんだ、という実践見本を見たような2週間でした。良い刺激になりました。

今日で息子は学校が終わり、明日から夏休み。夏休みが始まったらすぐ学校のキャンプがあります。息子がキャンプに行く日に母が泊まりに来て、息子が帰って来たら、すぐ次の日に母と息子2人でサハリンにクルーズに行きます。私の母はクルーズ好きなので、これまでにも何度もあちこち行っているのですが、息子と行くのは今回が2度目。

性格的にはかなり違うので、10日間も一緒にいてだいじょうぶかな、と前回は不安でしたが、船に乗ってしまえばお互い好きなことをしているので、一緒に過ごすのは食事の時と寝るときだけのようです。母は船に乗ったらクルーズのリピーター友達がたくさんいるみたいで、その人たちと過ごし、息子はお年寄りに好かれるタイプなので、自分でいろんなお年寄りに声をかけたり、船の中のスタッフと友達になったりして、毎日忙しかったようです。今回もきっとそうなることでしょう。

そういうわけで、私は2人が出発するまでは客続き。その後は10日間、ゆっくりとした時間を楽しみたいと思っています。



日常 | コメント(0) | トラックバック(0)2010/07/16(金)07:18

ツイッター

個人的にはツイッターって性に合いません。だからツイッターはいったん始めたものの止めてしまったのですが、これだけツイッター人口が増え、ブログからツイッターへ移行していく人が増えると、何かコメントしたいと思うとツイッターしか手段が残っていなかったりして。

特に相手が遠くに住んでいる場合は、直接会うこともできないし…。

それで、またツイッターを再開することにしました。

http://twitter.com/sarasautsuki


思うこと | コメント(0) | トラックバック(0)2010/06/26(土)09:05

小曽根真とゲイリー・バートン


ヴァーチュオーシヴァーチュオーシ
(2010/05/26)
ゲイリー・バートン&小曽根真

商品詳細を見る


★月曜日に小曽根真とゲイリー・バートンのコンサートに行ってきました。
席がステージに向かって左側の最前列で最高でした!ピアノの鍵盤から小曽根真の左足の動き、ゲイリー・バートンの神業とも言える4本のマレットの素早い動きまで間近に見て体感でき、いつのまにか体が乗り出していました。やっぱりCDで聴くのとは全然違う!小曽根真の気さくなトークにも人柄が感じられました。それにしてもゲイリー・バートンって結構なお歳だと思うんだけど、ずっと立ちっぱなしの演奏であれだけの動き!本当にすごい。
2人とも体全体が楽器になっていて、音楽が乗り移ったような一体感でした。
小曽根真は11月にポーランド人の歌手、アンナ・マリア・ヨペックとも共演するので、それも絶対観に行きます!

★今、とあるテレビ番組の映像翻訳をしているのですが、昨日訳した部分がなんか心にずしんと来るお話で、あの映像はぜひ多くの人に観てもらいたい、と思いました。人間としての誇り。辛い体験も自分の人生の1コマとして見た時、そういう経験ができて今の自分がここに存在し幸せでいられるのだ、と喜びとして受け止められる偉大さ。訳しながら涙が出そうになりました…。この部分が放映されるかどうかはわかりませんが、放映予定が決まったらお知らせします。
翻訳をやっていてよかったなって、こういうチャンスがいただけたことが嬉しくなりました。

テーマ:JAZZ│ジャンル:音楽
Culture | コメント(0) | トラックバック(0)2010/06/25(金)10:49

空白の4カ月~穴埋め

(スポーツ編)

★息子はマイナースポーツを2つやっているのですが、5がの連休は2日から5日まで、連日試合で全く休めませんでした。2~4日はヨットの試合だったのですが、毎朝江の島に7時集合というハードさ。父親は海上で救命ボートに乗ってパトロール。母親は大会運営や得点集計などで忙しく、つくづくヨットって家族総出のスポーツなんだということを実感しました。息子にとっては初めての大会で、自分なりに良い成績を残せたのは嬉しかったし、他のクラブのことも仲良くなれたのも良い経験だったようです。

★もう一つはフェンシングをやっています。まだ太田雄貴が北京五輪で銀メダルを取る前までは、かなりマイナーなスポーツで、東日本大会で個人戦でも1日でラクラク試合が終わってしまうくらいのフェンシング人口だったのが、最近は急速に増えたのを感じます。5日は東日本大会で、関西から青森ぐらいまでの選手が集まっての試合でした。
結構大きい大会でこれまではいつも予選落ち。最近はヨットは面白いけどフェンシングは嫌い、と全くやる気をなくしていたのです。それが、今回初めて予選を通過でき、その上第1戦も勝ち、2戦目に対戦した相手は予選通過順に9位だったのにもかかわらず、2ポイント入れることができ、大喜び。試合後、フェンシング熱が急上昇したのでした。

★フェンシング熱はその後も急上昇。それには理由があるのです。5月に高円宮牌フェンシングワールドカップが駒澤体育館であり、観に行きました。フェンシングの認知度が高くなったとはいえ、まだまだマイナースポーツ。入場無料だし、席もガラガラ。見たい試合のあるピットに合わせて席を移動してもいつも最前列で観られるほどの空きようなのです。外国の選手は選手控室がないらしく、観客席を陣取って着替えをしたり、観戦したりしていました。息子は早速ポーランドチームのところに行き、コーチやマネージャーと仲良くなり、一緒に観戦。サインももらい、翌日の団体戦も一緒に観る約束までして帰りました。会場には一緒に行っても私と息子はずっと離れての観戦でした。
でも、これが息子にはかなり刺激になったようでした。私もフェンシングの面白さを満喫しました!

★サインと言えば、太田雄貴選手からのサインに「継続は力なり」という、その時の息子にはピッタリの言葉があり、やっぱりフェンシングを続けたい!という気が強まったようです。それまでは毎週の練習が、嫌でたまらなくなっていたフェンシングに嬉々として通うようになりました。「楽しい」=「伸びる」という公式は成り立つらしく、これまで勝てなかった人にもどんどん勝てるようになり、周りからも「強くなったね」と言われるようになり、いよいよ楽しくなってきたよう。
何でも継続するのって本当に大変なことだと思います。嫌になるとき、伸び悩む時って必ずあるし。でも、今回のようにちょっとしたきっかけでモチベーションが上がることもあるので、自分に外からの刺激を与えることも大切だな、と感じました。
そして何よりも、太田選手やポーランドの選手など、世界的に有名な選手でありながら、小学生相手でも全く気取ったところがなく、気さくに、というか太田選手などむしろ低姿勢で接してくださった選手の方々に感謝です。


(仕事編)

★昨年は不況の影響か、後半は仕事が少なかったのような気がするのですが、今年は今のところ結構忙しい日々です。ただ、これまでやってきた私にとっては大きい仕事が1つなくなったことはちょっと残念。世界の風潮なのだから、仕方ないことなのですが。でも、これまで良い仕事ができたことに感謝しつつ、それをステップに新たに先に進もうと思っています。
ちょうど、自分の今後深めていきたい仕事が見えてきていたころだったので、良い転機なのかもしれないと思て。

★これまでも何度か映像翻訳はやったことがありますが、今回初めてかなりの量の映像翻訳をやることになりました。内容もかなり面白いものなので、楽しんでやっています。

★今後の仕事、自分の将来のことを考え、常々必要性を感じていたロシア語を勉強中。ポーランド語と似ている部分も多く、全体的には理解しやすいし覚えやすいのですが、微妙にポーランド語と違う部分は逆に覚えにくい、というか気がつくとポーランド語で考えてしまっている…。


(政治編)

★4月にスモレンスクで起きたポーランド大統領特別機墜落事故は、大きな衝撃でした。日本でも事故の翌日の夕方、追悼ミサがあり、すぐそのあとの日曜日にも、英語での特別ミサがありました。事故翌日の追悼ミサは、平日でしかも雨の降る寒い日で、夕方6時からのミサだったにもかかわらず、聖堂に入りきれないほどの人が集まりました。悲しみに涙する人も多く、この苦難の時こそポーランド人は一体にならなくてはならないという気持ちにあふれており、ミサが終わっても、誰もすぐに帰ろうとはしません。ポーランド大使のあいさつがあり、みんなでポーランド国歌を歌い、お互いが抱き合う姿をみて、共産党政権下で「連帯」が弾圧を受け、地下活動などが盛んだったころのポーランドの教会ってこんな雰囲気だったのかもしれない、と思わされました。
これまで国内外で馬鹿にされてきたカチンスキ大統領ですが、亡くなった後は、彼の功績も多く紹介され、これまでのメディアでの報道がいかに偏ったものであったかも露呈される形になりました。ほとんどのメディアが現首相の率いる市民プラットフォームよりで、それがあまりに露骨なのに辟易していた私としては、この動きは喜ばしいことで、これをきっかけにメディアの偏った報道も改善し、本当の意味でポーランドが一体になることができればよいと心から思いました。

★大統領の急死で、本来ならば秋に行われる予定だった大統領選が今日行われます。私はもちろん投票権がありませんが、夫は大使館に投票に行くようです。市民プラットフォームのコモロフスキと亡くなったレフ・カチンスキの双子の兄弟、ヤロスワフ・カチンスキが優勢だと言われていますが、おそらく今回の投票では、両者とも過半数を得ることはなく、後日決選投票となることでしょう。

★政治と言えば、日本も参院選を前にどんでん返しがありましたね。こちらもメディアの力が大きかったと思います。鳩山たたきが始まって、支持率も落ち込みましたが、実際に鳩山首相が辞任したときの街の声では「もっと続けてほしかった」というのが多かったのに違和感を感じました。だったらなぜ支持率が20%だったのか?
いい加減、与党を野党が叩き落とそうとすることにばかり必死になる政治はやめ(これは政治とも言えない)、本当に今後の日本をどう改善していくべきなのか、与野党が意見を交換できる、その内容で国民の支持を得られるような政治をしてもらいたいものだと思います。

そして国民はメディアの過剰報道に惑わされることなく、自分なりのフィルターを通してメディアに接し、冷静な判断力を持つことが重要だとも。

首相は直接選挙で選ばれる訳ではないし、国民が直接政治にかかわっていると実感できる場が少ないせいか、どうも日本の政治は国民とのつながりがなく、国民はまるで政治に対して「他人事」のような接し方だという印象がぬぐえません。観客席から政治家が戦うのを見て、よそ者として「あれはダメだ」「これじゃ駄目だから何とかしてくれなきゃぁ」と文句だけは言うみたいな。

大きな改革は痛みを伴うものだと思います。鳩山内閣は、国民を意識しすぎ、マニフェストにこだわりすぎて失敗しましたが、改革を起こそうとする気運は少なくとも自民党時代よりも感じることができました。事業仕分けなどこれまで手をつけられることのなかった課題にも取り組んだことも大きいと思います。超長期にわたる自民党政権時代の汚れを一掃し、不況時に改革をしていくのは並大抵のことではありません。苦難の時期があっても当たり前だと思います。それを一方的に「何も変わってないじゃないか」「駄目だから降ろしてしまえ」と動くのではなく、共に改革をしていこうという気持ちに国民も、野党の政治家もならない限り、誰が上に立っても何も変わらないような気がします。

個人的には鳩山さんが辞めてしまったのはとても残念でした。何の具体的な政策もなく、ただ自分たちに勝った与党を叩くことだけに徹した自民党は、だだっ子のような低俗なレベルになり下がったようにも見えました。


長々と書きましたが、ここ数カ月にあったこと、思ったことの総集編でした。


未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)2010/06/20(日)09:03

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雨月更紗

Author:雨月更紗
ポーランド人の夫と12歳の息子の3人暮らし。


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